張り替えとは、古い外壁を取り外し新しい外壁を張りなおす工法です。
見た目のデザインを大きく変えられるだけでなく、新築のような状態にリフォームすることができます。
施工中は転居が必要になり、施工期間も長めですが、塗装では補修できない状態でも施工ができる工法です。
張り替えの特徴
張り替えのメリット
建物の外壁が劣化した状態でも施工できる工法です。あたらしい外壁を張りなおすので新築同様の機能性が期待できます。レンガ調やタイル調など様々なデザインがあり、デザインの選択肢が多い事も特徴です。
耐久年数が30年と長いことが特徴です。
ただし張り替えが必要な建物では、立て替えてしまうケースも多いため本当にこの工法が適しているのかトータル的な判断が必要です。
- 耐久年数が長い
- デザインの
自由度が高い - 劣化した外壁にも
施工できる
張り替えのデメリット
取り外した外壁の処分費用を含め工事費は最も高く、工期も長い施工方法です。
住んだ状態での施工はできない為、転居の必要があります。塗装もカバー工法も施工不可となった場合の住宅にも施工ができますが、このようなケースの場合は建て替えを検討したほうがよい場合もあるため、注意が必要です。
- 工期も長く施工費用が高い
- 一時的な転居が必要
- 現状の状態を
正しく把握する必要がある
外壁の張り替えはこんな方におすすめ
外壁の張り替えは外壁を撤去してから施工を行うため、外壁の痛みによる雨漏りで発生した内側の劣化を修繕したり、断熱材を交換して断熱性能を取り戻すことも可能です。
雨漏りなど劣化がひどく、内側までしっかりメンテナンスが必要な場合におすすめです。
張り替えの耐久年数と相場
張り替えで使用する素材には4種類あり、費用は、重ね張りする外壁面積、交換に使う外壁材などによって変動します。
重ね張り工法に向くのは、軽量な「金属系」もしくは「樹脂系」のサイディング材で、「樹脂系」は日本ではほとんど流通していないため、「金属系」を用いる方法が主流となっています。また「窯業系」のサイディングを施工できる場合もあります。
張り替えメニュー
窯業系サイディング
30坪(120㎡) 260万円~
窯業系のサイディングとは、セメントや繊維質を原料にしている素材です。
デザイン性に優れており、レンガ・タイル・木目調などデザインが豊富なことが特徴です。
また防火性が高く、サイディング材の中では価格が安い点も魅力です。
金属系サイディング
30坪(120㎡) 267万円~
金属系サイディングの材料には主に、ガルバリウム鋼板・アルミニウム・ステンレスなどが用いられます。スタイリッシュなデザイン。
金属の種類やサイディング材の厚さなどによって値段が大きく異なりますが耐久性があり、熱・凍結に強いことが特徴です。
また軽量であるため耐震性が高いことも特徴としてあげられます。
木質系サイディング
30坪(120㎡)280万円~
木材を板状に加工した外壁材で、木の温かみを感じられる風合いと、高い断熱性能があります。使用するサイティング材によって値段が異なります。
燃えやすい・腐りやすいというデメリットもあるため、不燃処理を施した製品を選んだり、腐食を防ぐ塗料を塗などの対処することが大切です。こまめなメンテナンスは必要になるでしょう。なお、施工対応できる業者が少ないという難点もあります。
※施工費用のほか、必要となる足場設置費などを含んだ価格です。
※現場の状況によって異なります。
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