重ね葺き(カバー工法)は古い屋根を新しい屋根材で覆う工法です。
見た目のデザインを大きく変えられるだけでなく、新築のような状態にリフォームすることができます。
家に住みながらの施工が可能で、塗装では補修できない劣化のある屋根にも適した工法です。
重ねぶき(カバー工法)
の特徴
重ねぶき(カバー工法)のメリット
カバー工法は、屋根リフォームの中でもっともコストパフォーマンスに優れたプランといえます。
これまで、劣化の進んだ屋根のリフォームは屋根材を取り換える大掛かりな工事が必要でした。ですが、カバー工法が登場したことで、工期が短縮され、費用も大きく低減することが可能になりました。塗り替え工法と比較しますと、費用は高くなりますが耐用年数が長いので、トータルでお安く済む場合が多いです。
また、カバー工法で使用する建材は、工場で生産されるため安定性が高く、デザインの選択肢も豊富です。
- 耐久年数が長い
- 工期が短い
- 劣化した屋根にも
施工できる - トータル的に費用が
最も抑えられる - デザインの自由度が高い
- 遮音性も期待できる
- 断熱性向上により
光熱費を抑えられる - 住んだまま施工が可能
- 品質が安定している
重ねぶき(カバー工法)のデメリット
屋根の塗り替えに比べ一度にかかる金額は高めです。また、既存外壁の状態をしっかりと把握する必要があるため、施工には正しい知識や技術が必要です。
- 施工費用が高い
- 現状の状態を
正しく把握する必要がある
屋根の重ねぶき(カバー工法)はこんな方におすすめ
屋根の重ねぶき(カバー工法)はメンテナンス回数を減らしトータル費用を抑えたい方におすすめの工法です。また、塗装に比べデザイン性が高いため、外観を大きく変更したい場合にも適しています。塗装では対応できない劣化した屋根にも施工が可能です。
重ねぶき(カバー工法)の
耐久年数と相場
重ねぶき(カバー工法)で使用する素材には4種類あり、費用は、屋根面積・交換に使う屋根材などによって変動します。
重ね葺き工法に向くのは、軽量な「金属系」もしくは「樹脂系」のサイディング材で、「樹脂系」は日本ではほとんど流通していないため、「金属系」を用いる方法が主流となっています。また「窯業系」のサイディングを施工できる場合もあります。
重ねぶき(カバー工法)
メニュー
窯業系サイディング
30坪(120㎡) 110万円~
窯業系のサイディングとは、セメントや繊維質を原料にしている素材です。
デザイン性に優れており、レンガ・タイル・木目調などデザインが豊富なことが特徴です。
また防火性が高く、サイディング材の中では価格が安い点も魅力です。
金属系サイディング
30坪(120㎡) 117万円~
金属系サイディングの材料には主に、ガルバリウム鋼板・アルミニウム・ステンレスなどが用いられます。スタイリッシュなデザイン。
金属の種類やサイディング材の厚さなどによって値段が大きく異なりますが耐久性があり、熱・凍結に強いことが特徴です。
また軽量であるため耐震性が高いことも特徴としてあげられます。
木質系サイディング
30坪(120㎡) 130万円~
木材を板状に加工した屋根材で、木の温かみを感じられる風合いと、高い断熱性能があります。使用するサイティング材によって値段が異なります。
燃えやすい・腐りやすいというデメリットもあるため、不燃処理を施した製品を選んだり、腐食を防ぐ塗料を塗などの対処することが大切です。こまめなメンテナンスは必要になるでしょう。なお、施工対応できる業者が少ないという難点もあります。
※施工費用のほか、必要となる足場設置費などを含んだ価格です。
※現場の状況によって異なります。
我が家に合った
サイティング材はどれ?
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