こんにちは!浜松の住宅リフォーム専門店「エースホーム」のヤマダです。
今回は住宅の外壁リフォームにおける工法のひとつ、カバー工法で用いられる素材について解説していきます。
そもそもカバー工法とはナニ?
カバー工法の素材についてご紹介するまえに、そもそもカバー工法とはなんぞや?について触れておきましょう。
カバー工法とは、既存の屋根や外壁の上に外壁材を貼り付ける工法です。外壁リフォームの工法はカバー工法以外にも、塗装・葺き替えがありますが、それらと比較して以下のような違いがあります。
価格
材料費・施工費をあわせた工事金額は安い順に「1.塗り替え」「2.カバー」「3.葺き替え」になるでしょう。
耐久性
耐久性はそれぞれの材質によって大きく変わりますが、一般的に
「1.塗装 10~15年」「2.カバー 15~30年」「3.葺き替え 10~30年」という感じかと思います。
それぞれの特徴をざっくり以下の表にまとめてみます。
工法 | 塗り替え | カバー工法 | 葺き替え |
価格 | 安い | 中間 | 高い |
耐久性 | 10~15年 | 15~30年 | 10~30年 |
特徴 | 最も一般的なリフォーム方法。屋根・外壁の材料自体に劣化がなければ問題ない。
外壁の繋ぎ目であるコーキングの処理もしっかり行なう必要があるほか、耐久年数が比較的短いため、定期的な塗替えが必要。 |
既存の素材を覆ってしまうので塗装できない状態であっても施工できる。
貼り付ける素材により、耐久性や機能性が大きく異なる。 色や質感のバリエーションも多く、簡単に見た目のイメージを一新できる。 |
既存の素材の状態が悪く、カバー工法も困難な場合に選択することが多い。
地震に対する耐久性を高める目的で、重い瓦を載せている屋根を軽量瓦や金属製屋根に葺き替えるケースがある。 |
まとめると、カバー工法は比較的安価な金額で見た目を一新できるほか、耐久性が高いので長くすみ続けるならコストパフォーマンスも良い工法です。そのため、近年選ばれるお客さんが増えています。
したがって、外壁リフォームを考える際は塗り替えだけでなく、カバー工法も視野に入れて検討するのがオススメと言えます。
外壁カバー工法で使用される素材3選
~各素材の特徴を解説します~
ということで、ここから本題です。
外壁カバー工法は「素材により、耐久性や機能性が大きく異なる」特徴があります。そうした違いについて、今から触れていきます。
カバー工法で用いられる素材は大きく分けて「樹脂サイディング」「ガルバリウム鋼板」「アルミサイディング」の3つがあります。
それぞれの特徴をご説明していきます。
樹脂サイディング
文字通り樹脂性の外壁材です。樹脂の特徴である素材自体の軽さに加え、断熱材などがはいっていない構造であるため、非常に軽量なのが特徴です。また錆びる心配がないため、海岸沿いの住宅などで有効といえます。また施工コストも3つのなかで最も安価です。
デメリットとしては、素材自体はただの樹脂ですので断熱性や遮音性といった機能性はないほか、見た目の質感はほかの素材とくらべると少し劣る印象です。
ガルバリウム鋼板
アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の表面に断熱材が埋め込まれています。樹脂やアルミサイディングと比較するとさびやすいものの、表面処理がしっかりなされているので塩害の影響が出やすい地域以外であれば問題ないレベルと言えます。
断熱性能や遮音性などの住みやすさにつながる機能があがるなどのメリットが大きいほか、色や質感のバリエーションも豊富なため選びやすいのも特徴です。
カバー工法で最もポピュラーな素材です。
アルミサイディング
表面の素材にアルミニウムを用いることで、ガルバリウム鋼板と比較して軽量に作られているほか、サビに強い特徴もあります。ガルバリウム鋼板と同様に断熱材がはいっているので機能性も高まります。
金額はガルバリウム鋼板と比較して高額です。扱っているメーカーがまだ多くないため、選択肢が少ない点もデメリットでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は住宅の外壁カバー工法で使用される素材3種についてご紹介してみました。
もし、あなたが外壁リフォームをお考えなら、塗り替え・カバー・葺き替えを問わず対応できる外壁専門店のわたしたちにご相談ください。
それでは!