こんにちは!浜松の住宅リフォーム専門店「エースホーム」のヤマダです。
今回は風の強さで家のどのような場所でどんな被害が出るか、どうしたらいいかについて解説します。
春は低気圧が急速に発達して、「春一番」や春の嵐「メイストーム」と呼ばれる台風並みの暴風や猛吹雪が発生しやすい季節でもあります。
春一番は、例年2月~3月中旬に吹く秒測8m以上の強く暖かい南寄りの風のことで、時には台風並みの強風になる場合もあることも・・・
過去の風速データ
浜松で春の風の強さを過去のデータで調べると
2月
33.2 m/s 西北西(1998/2/8) | 28.8m/s 東北東 (1968/2/15) | 27.5m/s 西北西 (1991/2/16) |
3月
31.7m/s 西北西(1998/3/15) | 28.6m/s 北西 (1999/3/22) | 27.78m/s 西北西 (1941/3/27) |
30m/s以上が何度か出てます!
風速15m以上 屋根瓦・屋根葺材がはがれ始める
風速20m以上 屋根瓦・屋根葺材が飛散するものがある
・外壁の損傷
風速30m以上 屋外での行動は極めて危険。走行中のトラックが横転する
強風で被害に遭いやすいベスト3
1.屋根材
・瓦屋根は小さな屋根の歪みがあるだけで屋根材がめくれてしまう被害が発生
・瓦が崩れてしまう
・ストレートや金属屋根は何らかの不具合が発生していた場合、屋根材が飛散してしまう
2.棟板金
・経年劣化で固定力が緩んで板金が浮いてしまい、そこに強風が吹くと一気棟板金がめくれてしまう。
3.波板
・カーポートやベランダの屋根の波板が飛ばされたり割れたりする
対策方法
屋根
瓦同士の隙間をコーティング材で埋めてズレを防止するラバー工法
瓦自体が傷んでいる場合は、スレートやガルバニウム屋根、防災瓦への葺き替えの方が効果的です。
瓦屋根に比べると、スレート屋根やガルバニウム銅板などの金属屋根は強風に強い素材
スレート屋根の場合、メーカーによっては秒速60mにも耐えられるものもある。
ただし、スレート屋根は瓦屋根に比べて衝撃に弱い素材で、飛来物によるダメージには注意が必要
波板
強風被害の軽減で固定具の数を増やす。
まとめ
屋根や外壁は常に風雨などでさらされているので、少しずつ劣化していきます。
外壁は目につきやすい場所なので、劣化を確認できますが、屋根の劣化はなかなか気づくことが難しいです。
強風があった場合に突然被害へと発展することがありますが、経年劣化によることが多く点検・メンテナンスを怠らなければ防げるものです。
大きな修理が必要になる前に屋根の点検・メンテナンスをおススメします。